こんにちは!
大宮手打ちそば 吉敷末広です
当店では、毎日2種類のお蕎麦をご用意しています。
それが、二八蕎麦と十割蕎麦です。
この2つの違いを知らないかたも多いのでご紹介します!
割合の違いが名前になっている。
この2つのお蕎麦の大きな違いは
蕎麦粉の割合にあります。
二八蕎麦は、蕎麦粉8割:小麦粉2割
十割蕎麦は、蕎麦粉10割。つまり100%。
この蕎麦粉の割合がそのまま名前になっていて、食感や見た目にかなり大きな違いを出します。
二八蕎麦と十割蕎麦の食感の違い
一般的に蕎麦は、つるっとしたもの。
という表現をされますが、うどんやそうめんにはかないません。
ですので、小麦粉の入った二八蕎麦の方が十割蕎麦よりもツルッとした食感になります。
ただ、吉敷末広の十割蕎麦は
「どうしてこんなに滑らかなんですか?」
と聞かれる位ですので、
ボソボソとするような食感は無くて、むしろ噛むともっちりとした食感で美味しいとご好評を頂いています。
二八蕎麦と十割蕎麦の見た目の違い
食感の違いについてお伝えしましたが、二八蕎麦と十割蕎麦では見た目にも違いがあります。
それは色です。
二八蕎麦は蕎麦粉に小麦粉を混ぜていて、十割蕎麦は蕎麦粉100%です。
小麦粉の方が蕎麦粉よりは白いので、二八蕎麦の方が見た目にも少し白くなります。
ただ、何故かお客様の多くが誤解をしている
「十割蕎麦は黒い」
というのは、吉敷末広の場合当てはまりません。
黒い殻を取った抜き身と呼ばれる蕎麦の実を石臼で挽いているので、黒くはならないんです。
田舎の方だったり、古くからのやり方であえて黒い殻ごと挽いているお蕎麦屋さんがあります。
そうすると黒い殻がどうしても混ざるので、灰色というか黒みかかったお蕎麦になります。
関東では田舎そばと呼ばれるかもしれません。
殻ごと挽くと、食感に少しカリっとするようなアクセントと殻の風味が入って、それはそれで美味しいので、機会があればぜひ食べてみてください
僕も飛騨高山で殻ごと挽いた蕎麦を食べてファンになりました✨
蕎麦は蕎麦粉の割合を変えるだけで、見た目や食感、風味も変わる面白い食べ物です♪
当然打ち方も変わるので、作る方も難しい反面楽しいです
お店によって割合もこだわりがあり、色々と違うので、ぜひ割合にも注目して食べていただけると職人冥利に尽きます