田舎そばって言われると、どんな物を想像しますか?
太くて、黒くて、ごつごつした感じで。。。
あまり良い印象が無いかもしれません。
吉敷末広でも、蕎麦の殻ごと引いた黒っぽい田舎そばを、お出しした事があるのですが、食べたお客様は一人だけでした。
「田舎そばってなんですか?」
と聞いてくれるお客様はいらっしゃいましたが、
「黒い皮ごと引いたお蕎麦ですよ!」
とお答えすると
「あっじゃあけっこうです。」
と皆さんに断られてしまいました。
じつは僕も数年前までは同じように思っていました。
黒い田舎そばって皮がジャリジャリして、美味しくないんだよな~。
ですが家族で飛騨に旅行へ行きその考えは変わりました。
飛騨高山へ行ってお蕎麦を食べた方は分かると思うのですが、黒い皮ごと挽いているお店が多いです。
田舎そばが普通で、関東のような皮の入っていないお蕎麦は特別な感じです。
先ほどもお伝えしたように、田舎そばに良い印象が無かったので、田舎そばは食べなくても良いかな?とも思ったのですが、人気の様だったので入ってみました。
で食べてみて考えは変わりました。
たしかに黒い皮は固いので、多少ジャリジャリはしますが、思っていたほどではないし、皮が入っているせいか普通のお蕎麦とは違う風味がして、とても美味しかったんです!
そんな体験から、吉敷末広でも田舎そばを出してみて、同じようにお伝えはしたのですが、やはり食べてみたことが無いと、チャレンジしにくいんですね。
試食でお出ししたら、半分くらいの方には食べて頂けたのでは?と思います。
あなたがもし
「お蕎麦大好き!でも田舎そばはそれほど。。。」
と思っているなら、一度試してみてください。
一度試して美味しくないと思ったなら、わざわざ試すことは無いのですが、まだ一度も試したことが無いなら、そしてお蕎麦が好きなら食べてみてください!
一味違った美味しさがあります^^
ちなみに、店頭できちんと挽いているお店で食べるのをおすすめします。
お蕎麦は挽いた瞬間から劣化が始まると言われているので、お店で挽いている方が蕎麦粉屋さんから挽いた粉を持ってきて貰うより新鮮な事が多いです。
チャンスがあれば試してもらって、美味しかったらぜひ吉敷末広に教えて下さいね♪